
いまさら聞けない、ストレスチェックの結果の見方と活かし方
ストレスチェック、やっただけで終わっていませんか?
2015年の制度開始から、多くの企業で実施されるようになった「ストレスチェック」。
しかし実際には、
「高ストレス者に通知を出して終了」
「集団分析の結果が活用できていない」
といった声も少なくありません。
せっかく時間とコストをかけて実施するなら、結果を“活かす”ことこそが、職場改善・健康経営への第一歩。
本記事では、ストレスチェックの結果をどう見て、どのように行動につなげていけばいいかを、今さら聞けない基本からわかりやすく解説します。
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そもそもストレスチェックの「結果」って何を示してるの?
ストレスチェックの結果には、大きく分けて個人結果と集団分析(職場診断)の2種類があります。
個人結果:本人が自分のストレス状態を知るもの
- ストレス要因(仕事の負荷や人間関係など)
- ストレス反応(不安・疲労・意欲の低下など)
- 周囲のサポート状況(上司や同僚の支援)
これらを点数化して「高ストレス者」を判定するのが基本的な仕組みです。
>高ストレス者の判定基準は?
集団分析(職場診断):部署やチームごとの傾向を把握
- スコアの平均やばらつき
- 組織ごとの比較
- 全国平均との乖離
この集団結果こそ、職場改善のヒントの宝庫なのです。
集団分析、ここを見れば「課題」が見えてくる
注目すべき3つの視点
「ストレス反応」スコアが高い部署
→ 業務量や人間関係に負荷がかかっている可能性あり「上司・同僚の支援」が極端に低い
→ 孤立感や不信感が強く、離職リスクが高い全国平均との乖離が大きい項目
→ 組織の文化や業務フローに固有の課題があるかも
こうした結果は、現場へのヒアリングや改善策を検討する際の出発点になります。
数値を鵜呑みにするのではなく、「なぜそうなっているのか」を対話で掘り下げることが重要です。
結果を「活かす」ために必要な3ステップ
① 結果をチームで共有・振り返る
→ 部署単位で「何が課題なのか」「どうしたら改善できそうか」を一緒に考える機会をつくりましょう。
② 小さなアクションを始める
→ 例:1on1ミーティングの導入、朝礼での声かけ強化、休憩スペースの整備など
③ 年度ごとに変化を追う
→ 継続的にチェックすることで、施策の効果も見えてきます。
ストレスチェックを“施策の起点”に変えるには?
FiNC for BUSINESSでは、以下のようなストレスチェックの活用支援サービスを提供しています。
▶ FiNC for BUSINESSの主な特長
- ストレスチェック実施から分析・活用までをワンストップで支援
- 部署ごとの課題を可視化した「改善視点のあるレポート」を提供
- ストレスチェック結果をもとにした実践的な施策設計のサポート
これにより、「やりっぱなし」から「活かすチェック」へと大きくシフトできます。
よくある落とし穴にも注意
-
「高ストレス者が少ないから大丈夫」は大きな誤解
→ 組織全体に“慢性的なストレス”がある場合、個人のスコアに表れにくいことも
-
集団分析を見ても動けない=問題放置と受け取られることも
→ 結果を開示したら、何かしら“次の一手”が必要です
-
対策が場当たり的だと、逆効果になる可能性も
→ 継続的な支援や第三者の視点が重要
まとめ:データを「職場の未来づくり」に活かそう
ストレスチェックは、単なる義務ではなく、組織をよりよくするためのヒントが詰まったデータです。
結果を読み解き、対話を重ね、小さくても一歩ずつ改善に取り組むことで、
働く人のモチベーションや組織のエンゲージメント向上につながっていきます。
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FiNC for BUSINESSでは、人事が行動しやすい“使えるレポート”をベースに、施策立案まで丁寧に伴走します。
「結果を読んでも、何をすべきかわからない」
「自社だけでの改善に限界を感じている」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
ここまでわかる!FiNC for BUSINESS のストレスチェック「ウェルネスサーベイ」
人的資本経営、情報開示に向けてサーベイが乱立している企業様も多く見受けられます。
サーベイを回答する従業員の負担、従業員へ回答を促し・結果分析と対策を担当する従業員の負担も考えると、1回のサーベイでストレスチェックだけでなく各種分析も可能な効率的な方法もございます。
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