
健康経営でeNPSを向上させるには?社員満足度を高めコスト削減する5つの施策
「健康経営を推進しているが、従業員の反応が薄く、形骸化している気がする……」 「サーベイやストレスチェック、健診管理など、業務ごとにシステムや業者がバラバラでコストがかさむ……」
従業員300名以上の企業の人事労務担当者様から、このような深いお悩みをよく伺います。どんなに立派な施策を行っても、それが従業員の満足度(eNPS)につながらなければ、離職防止や生産性向上といった本来の目的は達成できません。また、測定のために新たなツールを導入して管理工数が増えてしまっては本末転倒です。
本記事では、健康経営を通じてeNPSを効果的に向上させるためのロジックと、「コストを削減しながら管理業務を一元化する」賢いアプローチについて解説します。
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1. 健康経営におけるeNPSとは何か
近年、健康経営の成果指標として注目されているのが「eNPS(Employee Net Promoter Score)」です。これは「親しい知人や友人にあなたの職場をどれくらい勧めたいですか?」という質問に基づき、従業員のエンゲージメント(愛着心・信頼度)を数値化する指標です。
従来の「社員満足度」調査よりも業績との相関性が高いとされ、健康経営においては「会社が従業員の健康を大切にしているか」というメッセージが正しく伝わっているかを測る重要なバロメーターとなります。
eNPSの算出方法と日本企業の傾向
eNPSは、0〜10点の11段階で回答してもらい、以下のように分類して算出します。
推奨者(9〜10点): 職場に愛着を持ち、周囲にポジティブな影響を与える層
中立者(7〜8点): 特に不満はないが、熱意もそれほど高くない層
批判者(0〜6点): 職場に不満や問題を抱えている層
計算式:推奨者の割合(%) - 批判者の割合(%) = eNPS
日本企業においては、回答が「中立(5〜8点)」に集まりやすい文化的背景があり、eNPSの平均値はマイナス(-40〜-60程度)になる傾向があります。そのため、数値の絶対値に一喜一憂するのではなく、「前回のスコアから改善しているか」という推移を見ることが重要です。

2. 正しいeNPSの測定方法と「管理の壁」
eNPSを測定するには、定期的なパルスサーベイ(簡易調査)が有効ですが、ここで多くの担当者が「管理の壁」に直面します。
紙やExcelでの集計: 配布・回収・入力の手間が膨大で、分析まで手が回らない。
高額な専用ツール: eNPS測定だけのために別システムを導入すると、ランニングコストが増大する。
重要なのは、測定自体を目的にせず、「日常的な健康管理業務の一環として、自然にデータを収集できる仕組み」を作ることです。ストレスチェックや健診結果と合わせてデータを一元管理することで、初めて「健康状態とエンゲージメントの相関」が見えてきます。

3. eNPS改善が期待できる施策のポイント
eNPSが低い原因の多くは、「会社からやらされている感」です。スコアを改善するためには、従業員自身が楽しみながら参加できる「UX(ユーザー体験)」が不可欠です。
① トップダウンからボトムアップへ
義務的な研修だけではなく、自発的に参加したくなるイベント(アプリを使った対抗戦ウォーキング大会など)を開催します。チームで競い合うことでコミュニケーションが生まれ、組織への帰属意識が高まります。
② フィードバックの即時性
健診結果や健康行動に対して、すぐにアドバイスやインセンティブが得られる仕組みを作ります。「会社が見てくれている」という実感は、エンゲージメント向上に直結します。
③ アプリ活用による接点強化
普段使い慣れたスマートフォンアプリを通じて、健康情報に触れる機会を増やします。 従業員が「会社が楽しいアプリを入れてくれた」「健康になれてポイントも貯まる」と感じれば、自然と会社への推奨度(eNPS)向上につながります。

4. 成功事例:バラバラな管理からの脱却
ある従業員数1,000名規模の企業では、ストレスチェック、健診管理、eNPS調査をそれぞれ別のベンダーに委託していました。その結果、コストは高止まりし、データ連携もできず、従業員も複数のID/PASS管理に疲弊していました。
そこで、これらを「一つのアプリ・プラットフォーム」に統合しました。
Before: 3つのシステムを並行利用し、年間コストが高額。データも分散。
After: アプリ一つに集約。従業員はアプリで日々の健康記録やストレスチェックを行い、人事はデータを一元管理。
結果として、システム維持費を大幅に削減しつつ、アプリ利用によるコミュニケーション活性化でeNPSポイントの改善が見られました。バラバラだった施策が一本化されたことで、従業員にとっても「会社が何を目指しているか」が明確になったのです。
5. 実施手順:コストをかけずに「仕組み」を変える
eNPS向上のための健康経営リプレイスは、以下の手順で進めます。
現状把握: 現在のコスト(委託費、システム利用料)と担当者の工数を洗い出す。
ツール選定: 「管理機能」にお金を払うのではなく、「従業員が使うアプリ」を軸に選定する。
統合・移行: ストレスチェックや健診管理を新プラットフォームへ集約する。
ここで重要なのが、「高機能な管理システム=高コスト」という思い込みを捨てることです。DXが進んだ現在、優れたUXを持つアプリを導入すれば、管理機能は付帯サービスとして利用できる時代になっています。
6. アプリ料金だけで、管理システムは「標準装備」
FiNC for BUSINESSは、累計1,200万ダウンロードの実績を持つヘルスケアアプリを法人向けに提供するサービスです。
最大の特徴は、「従業員利用のアプリ料金の中に、高機能な管理システム利用料が含まれている」という点です。他社ではオプション費用がかかりがちな以下の機能が、FiNCなら追加費用なしで利用可能です。
ストレスチェック: 実施から集団分析までWeb上で完結。
健診データ管理: 紙やPDFの健診結果をデジタル化し一元管理。
eNPS/パルスサーベイ: 従業員のコンディションを定点観測。
過重労働管理: 勤怠データと連携しリスク者を抽出。
「従業員には楽しく健康になれるアプリ」を、「人事担当者には業務効率化できる管理画面」を。 FiNC for BUSINESSなら、コスト削減とeNPS向上を同時に実現する基盤が整います。
7. まとめ・アクション
健康経営におけるeNPS向上は、従業員に「やらされ感」を与えず、自発的な行動変容を促すことで達成されます。また、そのための基盤は、コストを抑えた一元管理システムで支えるべきです。
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